生保各社、新型コロナウイルス感染症に伴う、入院給付金・保険金の特別取扱終了を決定。5月8日から「みなし入院」は支払い対象外。

新型コロナウイルス感染症を5月8日を以て、季節性インフルエンザと同じ、「5類感染症」に感染症法上の位置付けを変更する政府方針が示されたことに伴い、4月12日以降、生命保険各社は新型コロナウイルス感染症に伴う、入院給付金や保険金の特別取扱の終了を発表*しました。

*弊社が取り扱っている保険会社のひとつ、ソニー生命保険は4月13日にHP上で以下のように発表しました。

(新型コロナウイルス感染症) 保険金・給付金請求の特別取扱の終了について(PDF)

2020年に入院給付金や保険金の特例措置が各社共通で実施されてから約3年…感染症法上の位置付け変更を以て通常の取扱いになります。そのため、「みなし入院」は給付金の支払い対象外となります。

また、この位置付け変更に伴い、災害死亡保険金等の支払い対象から「新型コロナウイルス感染症を原因とする死亡」は除外されます。

なお、詳細はご自身が加入されている生命保険会社のHPで必ずご確認ください。

入院給付金等の支払いにおける特例措置は、新型コロナウイルス感染症に罹患した契約者・被保険者を経済的に支えることに大きく寄与したものと考えていますが、一方で、逆選択や入院一時金等の金額を著しく高額に設定して契約申し込みを行うーなどの問題が明らかになりました。

そのため、弊社が取り扱っている大手国内生保では自発的申し込みを事実上断る措置を出したほどです。

これから先、新型感染症のパンデミックが生じたら、再び入院給付金等の特別取扱が実施される可能性はあるでしょう。その際、生保各社は新型コロナウイルス感染症のときに生じた逆選択等のバッドリスク混入、あるいは混入の恐れをどう防ぐかが問われることにもなるかと思います。

↑成虫越冬から目覚め、吸水中のキタテハ・秋型(2月撮影)。

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