オリックス生命の第2四半期業績。

11月28日、オリックス生命保険はHPにて、2022年度第2四半期(上半期)業績を発表*しました。

*詳しくはこちらをどうぞ。

  • 11/28・プレスリリース 2022年度第2四半期(上半期)決算報告(PDF)

    【管理人の感想】
    1)保有契約は堅調に増加

    個人保険の保有契約件数・契約高・年換算保険料は、前年同期末比でいずれも増加していました。

    また、医療保障・生前給付保障等の保有契約年換算保険料も、前年同期末比で増加していました。

    今季も保有契約は堅調だったことが伺えます。

    2)新契約は減少続く
    個人保険の新契約件数・契約高・年換算保険料は、前年同期比で89.8%、79.8%、97.1%と減少していました。為替相場が円安になった影響で、米ドル建て保険商品の契約が落ち込み、死亡保険商品の新契約高が減少したようです。

    また、医療保障・生前給付保障等の新契約年換算保険料は、前年同期比で91.4%とこちらも減少でした。医療保険の新商品が好調だったようですが、前年同期比増にまで押し上げるには至らなかったようです。

    〇主要業績の内容
    以下、オリックス生命の主要業績の内容です(上記プレスリリースより抜粋・転載)。

    〇保有契約 ( )内は前年度実績
    1)件数

    ・個人保険…490万7000件 (484万1000件)

    ・個人年金保険…9万6000件 (10万件)

    2)契約高
    ・個人保険…14兆4547億円 (14兆1231億円)

    ・個人年金保険…3025億円 (3616億円)

    ・団体保険…7458億円 (6804億円)

    〇新契約
    1)件数

    ・個人保険…15万300件 前年同期比89.8%

    2)契約高
    ・個人保険…4137億円 前年同期比79.8%

    〇年換算保険料
    1)保有契約 ( )内は前年度実績

    ・個人保険…3398億円 (3255億円)

    ・個人年金保険…422億円 (445億円)

    ・個人保険+個人年金保険…3820億円 (3700億円)

    うち医療保障・生前給付保障等…2175億円 (2092億円)

    2)新契約
    ・個人保険…140億円 前年同期比97.1%

    ・個人保険+個人年金保険…140億円 前年同期比97.1%

    うち医療保障・生前給付保障等…84億円 前年同期比91.4%

    〇保険料等収入、保険金等支払金、当期純利益 ( )内は前年度実績。▲はマイナス
    ・保険料等収入…2203億円 前年同期比100.5%

    ・保険金等支払金…1395億円 前年同期比117.2%

    ・当期純利益…▲105億円 ▲12億円

    〇基礎利益、ソルベンシー・マージン比率 ( )内は前年度実績および数値。▲はマイナス
    ・基礎利益…▲94億円 (4億円)

    ・ソルベンシー・マージン比率…1007.8% (1497.3%)

    以上です。

↑5月に撮影したキタテハ・夏型。

 

アフラックの第2四半期業績。

11月24日、アフラック生命保険はHPにて、2022年度第2四半期(上半期)業績を発表*しました。

*詳しくはこちらをどうぞ。

  • 11/24・ニュースリリース 2022年度第2四半期(上半期)報告(PDF)

    【管理人の感想】
    1)保有契約は減少続く

    2大看板商品である、「がん保険」「医療保険」の保有契約件数ですが、どちらも前年同期末比で減少していました。

    また、医療保障・生前給付保障等の保有契約年換算保険料は、前年同期末比でこちらも減少していました。

    新契約件数では改善傾向がみられているのですが、保有契約件数を押し上げるまでには至っていないようです。

    2)新契約では明暗
    がん保険の新契約件数は、前年同期比110%と二桁の増加でした。一方、医療保険の新契約件数は、前年同期比72.8%と二桁の落ち込みでした。

    また、医療保障・生前給付保障等の新契約年換算保険料は、前年同期比で100.8%と増加していました。がん保険だけでなく、新種第三分野である就労不能状態を保障する保険商品が徐々に新契約を伸ばして、医療保険の不調をカバーしたのかもしれません。

    がん保険はこの秋に新商品が投入されました。その効果が出るのはおそらく第3四半期でしょう。医療保険は早くも息切れでしょうかね。

    【主要業績の内容】
    以下、アフラックの主要業績の内容です(上記ニュースリリースより抜粋・転載)。

    〇保有契約件数 ( )内は前年度実績
    ・個人保険+個人年金保険…2348万8000件 (2391万件)

    うちがん保険…1486万4000件 (1515万8000件)

    うち医療保険…571万2000件 (581万2000件)

    〇新契約件数
    ・個人保険+個人年金保険…41万2000件 前年同期比101.6%

    うちがん保険…26万5000件 前年同期比110%

    うち医療保険…9万8000件 前年同期比72.8%

    〇年換算保険料
    1)保有契約 ( )内は前年度実績

    ・個人保険…1兆2549億円 (1兆2825億円)

    ・個人年金保険…919億円 (889億円)

    ・個人保険+個人年金保険…1兆3469億円 (1兆3714億円)

    うち医療保障・生前給付保障等…1兆189億円 (1兆379億円)

    2)新契約
    ・個人保険…241億円 前年同期比100.2%

    ・個人保険+個人年金保険…241億円 前年同期比100.2%

    うち医療保障・生前給付保障等…220億円 前年同期比100.8%

    〇保険料等収入、保険金等支払金、経常利益、当期純利益 ( )内は前年度実績
    ・保険料等収入…6472億円 前年同期比96.4%

    ・保険金等支払金…4172億円 (3939億円)

    ・経常利益…1905億円 前年同期比118.2%

    ・当期純利益…1358億円 前年同期比118.9%

    〇三利源 ( )内は前年度実績
    ・危険差損益…1807億円 (1851億円)

    ・費差損益…378億円 (409億円)

    ・利差損益…531億円 (230億円)

    〇基礎利益、ソルベンシー・マージン比率 ( )内は前年同数値
    ・基礎利益…1891億円 前年同期比111.6%

    ・ソルベンシー・マージン比率…970.1% (924.3%)

    以上です。

↑5月に撮影したウラナミアカシジミ。

 

ソニー生命の第2四半期業績。

11月17日、ソニー生命保険はHPにて、2022年度第2四半期業績を発表*しました。

*詳しくはこちらをどうぞ。

  • 11/17・ニュースリリース 2022年度第2四半期(上半期)業績のご報告(PDF)

    【管理人の感想】
    1)保有契約件数が減少に転じる

    個人保険の保有契約件数・契約高・年換算保険料は、前年同期末比で99.9%、105.3%、104.7%と保有契約件数が減少に転じた以外、増加していました。

    また、個人年金保険の保有契約件数・契約高・年換算保険料は、前年同期末比で127.3%、131.4%、123.1%といずれも二桁の増加でした。

    医療保障・生前給付保障等の保有契約年換算保険料は、前年同期比で103.6%とこちらも増加していました。

    保有契約は、個人保険の件数が減少に転じたものの、それ以外では今期も堅調に増加したことが伺えます。

    2)新契約は個人年金保険がけん引
    個人保険の新契約件数・契約高・年換算保険料は、前年同期比で84.3%、96.3%、99.4%といずれも減少していました。

    一方、個人年金保険の新契約件数・契約高・年換算保険料は、前年同期比で120.4%、125.1%、123.5%といずれも二桁の増加でした。

    医療保障・生前給付保障等の新契約年換算保険料は、前年同期比で93.2%とこちらは減少していました。

    【主要業績の内容】
    以下、ソニー生命の主要業績の内容です(上記ニュースリリースより抜粋・転載)。

    〇保有契約
    1)件数

    ・個人保険…783万8000件 前年同期末比99.9%

    ・個人年金保険…96万1000件 前年同期末比127.3%

    ・個人保険+個人年金保険…880万件 前年同期末比102.3%

    2)契約高
    ・個人保険…53兆8402億円 前年同期末比105.3%

    ・個人年金保険…6兆177億円 前年同期末比131.4%

    ・個人保険+個人年金保険…59兆8579億円 前年同期末比107.4%

    ・団体保険…1兆4733億円 前年同期末比92.9%

    ・団体年金保険…48億円 前年同期末比84.7%

    〇新契約
    1)件数

    ・個人保険…18万2000件 前年同期比84.3%

    ・個人年金保険…12万1000件 前年同期比120.4%

    ・個人保険+個人年金保険…30万3000件 前年同期比95.8%

    2)契約高
    ・個人保険…2兆5468億円 前年同期比96.3%

    ・個人年金保険…8476億円 前年同期比125.1%

    ・個人保険+個人年金保険…3兆3944億円 前年同期比102.2%

    ・団体保険…29億円 前年同期比76.4%

    〇年換算保険料
    1)保有契約

    ・個人保険…9205億円 前年同期末比104.7%

    ・個人年金保険…1725億円 前年同期末比123.1%

    ・個人保険+個人年金保険…1兆930億円 前年同期末比107.2%

    うち医療保障・生前給付保障等…2188億円 前年同期末比103.6%

    2)新契約
    ・個人保険…365億円 前年同期比99.4%

    ・個人年金保険…192億円 前年同期比123.5%

    ・個人保険+個人年金保険…557億円 前年同期比106.6%

    うち医療保障・生前給付保障等…62億円 前年同期比93.2%

    〇保険料等収入、保険金等支払金、経常利益、中間純利益 ( )内は前年度実績。▲はマイナス
    ・保険料等収入…7004億円 前年同期比101.7%

    ・保険金等支払金…4259億円 前年同期比139.1%

    ・経常利益…449億円 前年同期比267.6%

    ・中間純利益…507億円 (▲42億円)

    〇基礎利益、ソルベンシー・マージン比率 ( )内は前年度数値
    ・基礎利益…407億円 前年同期比59.7%

    ・ソルベンシー・マージン比率…1952.2% (2313%)

    以上です。

↑翅を開いたアオハダトンボ・♂(5月撮影)。