オリックス生命の2024年度決算。

5月28日、オリックス生命保険はHPにて2024年度決算を発表*しました。

*詳しくはこちらをどうぞ。
5/28ニュースリリース・2024年度決算報告(PDF)

【管理人の感想】
1.保有契約に明るい兆し

個人保険の保有契約件数・契約高・年換算保険料は、前年度末比で98.6%、99.1%、102.6%となっていました。保有件数と契約高は減少が続いていましたが、年換算保険料は終身保険の保有が増えたこともあってか増加していました。

また医療保障・生前給付保障等の保有契約年換算保険料は、前年度末比で97.2%とこちらは減少していました。

2.新契約は死亡保障が増加
個人保険の新契約件数・契約高・年換算保険料は、前年度末比で93.4%、107.7%、127.1%となっていました。件数は減少が続いたものの減少のペースが鈍ってきたようです。契約高と年換算保険料は揃って増加しており、主に終身保険と昨年に投入した一時払終身保険が契約を押し上げた要因のようです。

一方、医療保障・生前給付保障等の新契約年換算保険料は、前年度末比で70.6%と二桁の減少が続きました。思い切った商品のテコ入れがないと厳しい状況が続くかもしれません。

【主要業績の内容】
以下、オリックス生命の主要業績の内容です(上記ニュースリリースより抜粋・転載)。

〇保有契約
1)件数

・個人保険…475万4000件 前年度末比98.6%

・個人年金保険…4万8000件 前年度末比92.3%

2)契約高
・個人保険…13兆9646億円 前年度末比99.1%

・個人年金保険…2004億円 前年度末比85.8%

・団体保険…8762億円 前年度末比106.9%

〇新契約
1)件数

・個人保険…18万7000件 前年度末比93.4%

2)契約高
・個人保険…9647億円 前年度末比107.7%

〇年換算保険料
1)保有契約

・個人保険…3511億円 前年度末比102.6%

・個人年金保険…257億円 前年度末比91.4%

・個人保険+個人年金保険…3768億円 前年度末比101.7%

 うち医療保障・生前給付保障等…2066億円 前年度末比97.2%

2)新契約
・個人保険…321億円 前年度末比127.1%

・個人保険+個人年金保険…321億円 前年度末比127.1%

 うち医療保障・生前給付保障等…85億円 前年度末比70.6%

〇保険料等収入、保険金等支払金、経常利益、当期純利益 ( )内は前年度実績。▲はマイナス
・保険料等収入…6491億円 前年度末比140.5%

・保険金等支払金…3876億円 前年度末比157.2%

・経常利益…183億円 (▲31億円)

・当期純利益…126億円 (▲31億円)

〇基礎利益、ソルベンシー・マージン比率 ( )内は前年度数値
・基礎利益…300億円 前年度末比146.6%

・ソルベンシー・マージン比率…939.5% (987.3%)

以上です。

↑空地に咲くハルジオンにやってきたアオスジアゲハ(5月撮影)。

アフラックの2024年度決算。

5月26日、アフラック生命保険はHPにて2024年度決算を発表*しました。

*詳しくはこちらをどうぞ。
5/26ニュースリリース・2024年度決算報告(案)(PDF)

【管理人の感想】
1.保有契約件数の減少止まらず

同社の2大看板商品である、がん保険の保有契約件数は前年度末比で97.6%、医療保険の保有契約件数は前年度末比で97.7%とどちらも減少していました。保有契約件数の減少が止まりません。

2.新契約件数も減少続く
がん保険の新契約件数は前年度末比で96.8%、医療保険の新契約件数は前年度末比で83.5%とどちらも減少していました。医療保険は昨年夏にブランドを刷新し、保障内容も全面的に改定したのですが二桁の減少…う~ん新契約を押し上げる以前の結果ですね。

【主要業績の内容】
以下、アフラックの主要業績の内容です(上記ニュースリリースより抜粋・転載)。

〇保有契約件数
・個人保険…2185万2000件 前年度末比97.7%

・個人年金保険…33万4000件 前年度末比101.2%

・個人保険+個人年金保険…2218万6000件 前年度末比97.8%

 うちがん保険…1398万4000件 前年度末比97.6%

 うち医療保険…540万4000件 前年度末比97.7%

〇新契約件数
・個人保険…77万1000件 前年度末比99.2%

 うちがん保険…51万2000件 前年度末比96.8%

 うち医療保険…14万2000件 前年度末比83.5%

〇年換算保険料
1)保有契約

・個人保険…1兆1840億円 前年度末比97.8%

・個人年金保険…1057億円 前年度末比106.4%

・個人保険+個人年金保険…1兆2898億円 前年度末比98.5%

 うち医療保障・生前給付保障等…9696億円 前年度末比98.3%

2)新契約
・個人保険…546億円 前年度末比99.9%

・個人保険+個人年金保険…546億円 前年度末比99.9%

 うち医療保障・生前給付保障等…486億円 前年度末比99.1%

〇保険料等収入、保険金等支払金、経常利益
・保険料等収入…1兆3265億円 前年度末比102.4%

・保険金等支払金…1兆2260億円 前年度末比104.6%

・経常利益…5660億円 前年度末比94%

〇三利源 ( )内は前年度実績
・危険差益…15586億円 (1975億円)

・費差損益…681億円 (868億円)

・利差損益…2144億円 (1692億円)

〇基礎利益、ソルベンシー・マージン比率 ( )内は前年度数値
・基礎利益…4411億円 前年度末比97.3%

・ソルベンシー・マージン比率…973.3% (1135.6%)

以上です。

↑川沿いの花大根にやってきたジャコウアゲハ♂(5月撮影)。

ソニー生命の2024年度決算。

5月15日、ソニー生命はHPにて2024年度決算を発表*しました。

*詳しくはこちらをどうぞ。
5/15・ニュースリリース 2024年度決算(案)のお知らせ(PDF)

【管理人の感想】
1.保有契約は堅調

個人保険の保有契約件数・契約高・年換算保険料は、前年度末比で93.5%、106.8%、101.3%と件数が減少したものの、契約高と年換算保険料は増加していました。

また、個人年金保険の保有契約件数・契約高・年換算保険料は、前年度末比で126.4%、131.8%、128.4%といずれも二桁の増加でした。

一方医療保障・生前給付保障等の保有契約年換算保険料は、前年度比で97.8%と減少していました。

個人保険の保有契約件数と医療保障・生前給付保障等の保有契約年換算保険料が減少しましたが、保有契約は今期も堅調だったことがうかがえます。

2.新契約も堅調
個人保険の新契約件数・契約高・年換算保険料は、前年度比で93.5%、106.8%、111%と件数こそ減少したものの契約高と年換算保険料は増加していました。

個人年金保険の新契約件数・契約高・年換算保険料は、前年度比で113.6%、121.8%、114.1%と二桁の増加でした。

また、医療保障・生前給付保障等の新契約年換算保険料は、前年度末比で1018%と久しぶりに増加していました。

新契約も堅調だったことがうかがえます。

【主要業績の内容】
以下、ソニー生命の主要業績の内容です(上記ニュースリリースより抜粋・転載)。

〇保有契約
1)件数

・個人保険…737万9000件 前年度末比97.4%

・個人年金保険…188万6000件 前年度末比126.4%

・個人保険+個人年金保険…926万5000件 前年度末比102.2%

2)契約高
・個人保険…58兆9322億円 前年度末比104%

・個人年金保険…13兆417億円 前年度末比131.8%

・個人保険+個人年金保険…71兆9740億円 前年度末比108.1%

・団体保険…1兆1823億円 前年度末比91.2%

・団体年金保険…29億円 前年度末比83.2%

〇新契約
1)件数

・個人保険…29万6000件 前年度末比93.5%

・個人年金保険…45万7000件 前年度末比113.6%

・個人保険+個人年金保険…75万4000件 前年度末比104.8%

2)契約高
・個人保険…7兆5697億円 前年度末比106.8%

・個人年金保険…3兆6186億円 前年度末比121.8%

・個人保険+個人年金保険…11兆1883億円 前年度末比111.3%

・団体保険…90億円 前年度末比114.4%

〇年換算保険料
1)保有契約

・個人保険…9390億円 前年度末比101.3%

・個人年金保険…3584億円 前年度末比128.4%

・個人保険+個人年金保険…1兆2974億円 前年度末比107.5%

 うち医療保障・生前給付保障等…2087億円 前年度末比97.8%

2)新契約
・個人保険…876億円 前年度末比111%

・個人年金保険…932億円 前年度末比114.1%

・個人保険+個人年金保険…1808億円 前年度末比112.6%

 うち医療保障・生前給付保障等…91億円 前年度末比101.8%

〇保険料等収入、保険金等支払金、経常利益、当期純利益
・保険料等収入…1兆9105億円 前年度末比109.6%

・保険金等支払金…1兆1158億円 前年度末比105.8%

・経常利益…216億円 前年度末比82.8%

・当期純利益…581億円 前年度末比428.5%

〇基礎利益、ソルベンシー・マージン比率 ( )内は前年度数値
・基礎利益…1151億円 前年度末比61.9%

・ソルベンシー・マージン比率…1588.7% (1887.6%)

以上です。

↑川原の片隅で吸水中のクロアゲハ♂(4月下旬撮影)。

ソニー生命が収入保障保険の新商品を発表。

5月1日、ソニー生命保険はHPにて、収入保障保険の新商品を発表*しました。

*詳しくはこちらをどうぞ。
5/1・ニュースリリース 「無解約返戻金型収入保障保険(無配当)」等の発売について(PDF)

【管理人の感想】
今回の新商品は死亡保障の有無の選択を可能とすることで、「死亡保障は不要。障害・介護保障は10万円」といった具合にリビングデスに対する保障に重点を置くことを可能としています。

また、特約や特則が新設されます。個人的に興味深かったのは新商品専用の保険料払込免除特則です。免除事由は「入院または在宅医療が60日以上継続したとき、又はがん・上皮内がんと診断確定されたとき」となっていました。

がん、又は上皮内がんと診断確定された時点で保険料の払込が免除されるのは大きいですね。

【公式コメントの内容】
以下、ソニー生命の公式コメントの内容です(上記プレスリリースより抜粋・転載)。

【「無解約返戻金型収入保障保険(無配当)」等の発売について】
 ソニー生命保険株式会社(代表取締役社長:髙橋 薫、以下「当社」)は、2025年7月2日より、就業不能となり得るリスクに対する保障の充実をはかった「無解約返戻金型収入保障保険(無配当)」(以下、「収入保障保険」および、入院・在宅医療やがん等による一時的な収入減を保障する「入院・在宅医療一時金特約(無配当)」、「がん一時金特約(無配当)」等を発売します。

◇背景
 これまで当社では、万一のときや障害・介護等による就業不能時に毎月の収入を確保できる商品として、家族収入保険をご提供し、多くのお客さまにご好評いただいてきました。

 今回、より多くのお客さまをお守りすることを目的として、従来の家族収入保険をリニューアルし、障害や介護等の就業不能となり得るリスクに対する保障を拡大した収入保障保険を新たに発売します。この新商品は、死亡保障の有無を選択可能とし、さまざまな特約もあわせて新設することで、更に幅広くお客さまのニードにお応えすることができるようになりました。加えて、ご加入しやすいよう、従来の家族収入保険では3,000円であったご契約可能な保険料(最低保険料)を1,000円に引き下げます。

 当社では、これらの商品提供等を通じて、お一人おひとりに最適な保障をお届けすることで、お客さまの「生きがい」ある人生をお守りしてまいります。

◇収入保障保険の概要について
・お支払いする年金の種類の組み合わせを、4つの型からお選びいただけます。

・身体障害者手帳4級以上、要介護1以上、360日以上の入院・在宅医療等の幅広い保障範囲で年金をお支払いします。

・死亡保障(遺族年金)の有無をお選びいただけます(Ⅰ型を除く)。

・就業不能となり得るリスクの保障のみを上乗せできる特約や、入院・在宅医療やがんによる一時的な収入減に備える特約等を
新設しました。

・優良体・非喫煙者割引特則を付加することで、健康状態および喫煙状況などに応じて、保険料が割安になります。

◇新設する特約・特則について ※特約・特則の負荷にあたっては所定の制限があり、付加できないこともあります。

・無解約返戻金型収入保障特約(無配当) :無解約返戻金型収入保障保険(無配当)と同一のお支払い事由です。 ※ 無解約返戻金型収入保障保険(無配当)と異なり、Ⅰ型にも遺族年金不担保特則の付加が可能です。

・入院・在宅医療一時金特約(無配当)*: 入院または在宅医療が60日継続したとき、特約年金月額の12か月分を一時金としてお支払いします(360日に1回を限度)。 ※ 所定の精神疾患を原因とする入院または在宅医療の場合は、保険期間をとおして1回のお支払いとなります。

・がん一時金特約(無配当)* :がんと診断確定されたとき等に、特約年金月額の6か月分をお支払いします(180日に1回を限度)。また、上皮内がんと診断確定されたとき等に、特約年金月額の1か月分をお支払いします(30日に1回を限度)。

・保険料払込免除特則(収入保障保険用)*: 入院または在宅医療が60日以上継続したとき、またはがん・上皮内がんと診断確定されたとき、以後の保険料のお払い込みが不要となります。

* 収入保障保険専用

以上です。

↑4月に撮影したニホンカワトンボ♂。

日本頭頚部外科学会が「アルノミックス治療(光免疫療法)」に関する注意喚起の声明を発表。

5月12日、特定非営利活動法人日本頭頚部外科学会はHPにて、「アルミノックス治療(光免疫療法)」に関する注意喚起の声明を発表*しました。

*詳しくはこちらをどうぞ。

5/12・お知らせ「アルノミックス治療(光免疫療法)について」

声明の内容は以下の通りです。

【アルノミックス治療(光免疫療法)について】

アルミノックス治療(光免疫療法)は、米国国立がん研究所(NIH)の小林久隆先生により開発された新しいがん治療法です。海外における第Ⅰ/Ⅱ相試験、国内の第Ⅰ相試験、さらに国際共同第Ⅲ相試験を経て、厚生労働省の「先駆け審査指定制度」の対象品目として指定され、2020年9月に条件付き早期承認を取得しました。その後、2021年1月には、切除不能な再発・転移性頭頸部がんを対象とした治療が、世界に先駆けて日本にて開始されました。

本治療は従来のがん治療とは全く異なる革新的な治療法であることから、安全かつ適正に患者さんへ提供されるよう、学会内では厳格な施設基準(頭頸部がん認定施設)および術者基準(耳鼻咽喉科専門医かつ頭頸部がん専門医)を定め、本学会のアルミノックス運営委員会により管理してきました。そうして2024年9月までに、約220名の方に光免疫療法が実施されてきました。こうした厳密な基準の設定は、容態の変化に応じて緊急入院、緊急手術、集中治療室での管理が必要となることがあるため、極めて重要であると考えています。

保険診療において光免疫療法を安全に受けていただける病院(学会認定施設)については、以下のURLをご参照ください。

https://pts.rakuten-med.jp/akalux/institution/

なお、これらの認定医療機関以外で光免疫療法の提供を謳っている施設があるとの報告がありますが、それらについて本学会は一切関与しておりません。

また、現時点において、切除不能な再発・転移性頭頸部がん以外の疾患に対する光免疫療法の有効性・安全性は確立されておりません。

私たちは、光免疫療法を安全かつ適切に患者さまへ提供すべく、知識と経験を積み重ねてまいりました。本治療をご希望の患者さまには、学会認定の医療機関にて受診されることを、強く推奨しております。

【考察】

同学会が問題視しているのは、民間クリニックが自由診療として行っている「先端光免疫療法」あるいは「光免疫療法」の可能性が極めて高いと考えています。

そもそも光免疫療法とは

<抗体-光感受性物質複合体であるアキャルックス®と光照射による治療で、アキャルック ス®を投与し20–28時間後に690 nmの光を照射することによって色素は活性化し,複合体が結合した細胞にの み迅速な殺細胞作用を誘導させることができるとされている。がん細胞のみを選択的に破壊すると同時に,腫 瘍細胞を取り巻く正常組織の損傷を最小化することができると期待されている。 本邦では切除不能な局所進行又は局所再発の頭頸部癌に対して条件付で保険承認され,2021年1月1日より 保険診療として行われている治療>

です。

※引用:(頭頸部がんの光免疫療法 篠﨑 剛  国立がん研究センター東病院頭頸部外科)

これに対し、民間クリニックが自由診療で行っているものは、正式には「光線力学的治療法(PDT)」であって、「光免疫療法」とは作用機序(光感受性物質ががん細胞内の酸素を活性酸素(一重項酸素)に変化させて、がん細胞をアポトーシス(自然死)へ導く)*1や使用薬剤(リン脂質で構成された複数層カプセルであるリポソームにICGを封入した薬剤の「ICGリポソーム」を使用。ICGとは、インドシアニングリーンのことで、肝機能検査にも用いられている物質)*2が異なる治療方法です。

*1.2:「佐藤俊彦医師によるセカンドオピニオン情報サイト」より引用

なお、光感受性物質のフォトフリン(第一世代)やレザフィリン(第二世代)とレーザー照射による光線力学的治療法(PDT)は以下の症例が公的保険適用となっています(一般社団法人日本光線力学学会より引用)。

<早期肺がん、表在性食道がん、表在性早期胃がん、子宮頚部初期がんおよび異形成、加齢黄斑変性症、原発性悪性脳腫瘍、化学放射線療法又は放射線療法後の局所遺残再発食道癌>

民間クリニックが行っているのは、保険適用の光線力学的治療法とも異なる光感受性物質とレーザー照射を組み合わせたもので、高額な自己負担を余儀なくされる自由診療です。

そのような光線力学的治療法を「光免疫療法」などと称して行っているのですから、学会が注意喚起の声明を出すのは当然でしょう。

↑川原の花大根にやってきたナミアゲハ春型の♂(4月撮影)。

オリックス生命が収入保障保険のリニューアルを発表。

4月10日、オリックス生命保険はHPにて、収入保障保険のリニューアルを発表*しました。

*詳しくはこちらをどうぞ。
4/10ニュースリリース・「健康状態・喫煙状況に応じてご加入いただきやすい保険料に「収入保障保険Keep Up」を発売」~身体障害や介護状態のリスクにも備える~

【管理人の感想】
今回の商品リニューアルは、以下の3点が大きなポイントです。

①喫煙リスク区分料率を導入し、「非喫煙優良体」「喫煙優良体」「非喫煙標準体」「喫煙標準体」の4つの料率区分を設定。

②収入保障障害介護一時金特約を新設し、いわゆる「リビングデス」の状況となり、収入の減少・途絶となった場合もカバー。

③保険料払込免除事由の拡大。

・現行商品の保険料払込免除事由:「初めてがん(悪性新生物)と診断確定されたとき」「急性心筋梗塞で60日以上の労働の制限または約款所定の手術を受けたとき」「脳卒中で60日以上の言語障害や麻痺等の継続または約款所定の手術を受けたとき」。

・改定後の保険料払込免除事由:「初めてがん(上皮内新生物を含む)と診断確定されたとき」「心疾患の治療を目的として入院または約款所定の手術を受けたとき」「脳血管疾患の治療を目的として入院または約款所定の手術を受けたとき」

上記の取扱いは類似したものも含めて、他社ですでに導入されているものですが、現行商品の内容と比べればかなりの改定内容だと思います。

一方で、今回の商品リニューアルでは、現行商品に設けられている「年金月額上乗せ特約」が廃止されるようです。この特約は子供の進学等で遺族の生活費が多くかかるであろうライフステージに対応するためのものです。

個人的には、保険料の割安さ第一が多い収入保障保険にあって、期間限定(5年または10年)とはいえ、保険期間中に遺族生活費の増加に対応できる貴重な保障機能なので受け継いでほしいと思っています。

【公式コメントの内容】
以下、オリックス生命の公式コメントの内容です(上記ニュースリリースより抜粋・転載)。

【「健康状態・喫煙状況に応じてご加入いただきやすい保険料に「収入保障保険Keep Up」を発売」~身体障害や介護状態のリスクにも備える~】

 オリックス生命保険株式会社(本社:東京都千代田区、社長:片岡 一則)は、2025年6月2日より、「収入保障保険 Keep(以下、Keep)」をリニューアル※1し、「収入保障保険 Keep Up(以下、Keep Up)」を発売しますのでお知らせします。お客さまの健康状態などに応じて、これまで以上に割安な保険料になったほか、死亡保障に加えて「身体障害」や「介護」への保障を可能にしたことで、働けなくなったときのリスクにも備えられるようになりました。

 これまでの「Keep」は、”シンプルで分かりやすいこと”、“合理的な保障をお手頃な価格でご提供すること”をコンセプトとし、死亡保障や高度障害状態に備える保険として、多くのお客さまからご支持をいただいてきました。

 新商品「Keep Up」は、従来のコンセプトはそのままに、被保険者さまの体格(BMI値)や血圧値、喫煙状況などに応じて、保険料を細かく設定しています。そのため、健康状態や喫煙状況によっては、これまで以上に割安な保険料で合理的な保障をご準備いただけます。

 また、「身体障害」や「介護」における保障を充実させ、死亡保障だけでなく、働き世代の生前の保障ニーズにも対応できるようになりました。「介護」に関しては、「要支援2」以上で一時金をお支払いするため※2、要介護状態への重症化を防ぐ治療費などにもお役立ていただけます。

 人生100年時代により定年の延長など働く期間が長期化する中、世帯主が就労不能となった際の生活資金の備えに関して、約7割の世帯が不安に感じています※3。本商品は、「身体障害」や「介護」に対する保障を加えることで、就労不能となった場合でも、お客さまの生活を力強く支えていきたいという想いから開発されました。

 当社は、近年、生命保険会社としてより一層お客さまのお役に立てるよう、死亡保険などの第一分野の保障の充実や商品ラインアップの拡充を図っています。今後も、お客さまにご満足いただける水準の保障内容や保険料で商品をご提供し、多くのお客さまに選ばれる保険会社であり続けることを目指してまいります。

※1.2025年6月1日をもって、現行の「収入保障保険Keep」は販売を停止します。

※2.収入保障障害介護一時金特約を付加した場合

※3.出典:(公財)生命保険文化センター「2024年度 生命保険に関する全国実態調査」

以上です。

↑河原の菜花で吸蜜中のモンシロチョウ(3月撮影)。

がん保険の給付金支払を巡る裁定事案(責任開始期前発病によるがん無効)。

生命保険協会が取りまとめた、令和6年10~12月の裁定概要集(PDF)に、がん保険の給付金支払を巡る裁定事案がありました。

事案の概要と申立人の主張は以下の通りです。

<事案の概要>
 責任開始期前発病を理由に給付金が支払われなかったことを不服として、給付金の支払い等を求めて申立てのあったもの。

<申立人の主張>
 令和3年6月中旬にA病院にて右浸潤性乳管がんと診断された後、同年7月中旬にB病院にてPET-CT検査を受けた結果、診断確定され、令和4年2月に乳腺悪性腫瘍手術を受けたため、令和3年4月に代理店を通じて契約したがん保険(責任開始期は同年6月下旬)に基づき給付金を請求したところ、責任開始期前にがんと診断確定されていることを理由に、契約が無効となり、給付金が支払われなかった。しかし、以下等の理由により、契約無効の判断を撤回して、給付金を支払ってほしい。

(1)約款には、診断書が複数あった場合の採用方法や診断確定日の定義について、詳細な記載がない。医師により記入された診断書が複数ある場合、診断に係る経緯や検査履歴、主治医判断等を鑑みて、診断書を採用すべきである。

(2)がん診断確定日の認定は、B病院にて最も詳細な情報を得られるPET‐CT検査を実施して、初めて治療方針が確定した令和3年7月中旬とすべきである。A病院では治療方針党の決定には至っていない。

この事案は裁定が終了しています。

<保険会社の主張>には、A病院にて約款が定める方法(病理組織学的所見により、医師によってなされること)で診断確定されたことが記されています。

従って、本事案は「責任開始期前発病によるがん無効」とするのが妥当な取り扱いですね。PET-CT検査は申立人が罹患した浸潤性乳管癌の転移の有無を確認するために実施したものと思われます。

【事案の内容】

以下、裁定事案の内容です(令和6年10~12月裁定概要集P37より転載)。

[事案2024-14]給付金支払請求
・令和6年10月15日 裁定終了

<事案の概要>
 責任開始期前発病を理由に給付金が支払われなかったことを不服として、給付金の支払い等を求めて申立てのあったもの。

<申立人の主張>
 令和3年6月中旬にA病院にて右浸潤性乳管がんと診断された後、同年7月中旬にB病院にてPET-CT検査を受けた結果、診断確定され、令和4年2月に乳腺悪性腫瘍手術を受けたため、令和3年4月に代理店を通じて契約したがん保険(責任開始期は同年6月下旬)に基づき給付金を請求したところ、責任開始期前にがんと診断確定されていることを理由に、契約が無効となり、給付金が支払われなかった。しかし、以下等の理由により、契約無効の判断を撤回して、給付金を支払ってほしい。

(1)約款には、診断書が複数あった場合の採用方法や診断確定日の定義について、詳細な記載がない。医師により記入された診断書が複数ある場合、診断に係る経緯や検査履歴、主治医判断等を鑑みて、診断書を採用すべきである。

(2)がん診断確定日の認定は、B病院にて最も詳細な情報を得られるPET‐CT検査を実施して、初めて治療方針が確定した令和3年7月中旬とすべきである。A病院では治療方針党の決定には至っていない。

<保険会社の主張>
 以下等の理由により、申立人の請求に応じることはできない。

(1)約款において、責任開始期までにがんと診断された場合には、契約を無効とする旨規定している。

(2)申立人は、責任開始期前の令和3年6月中旬に、A病院において約款に定める方法(病理組織学的所見により、医師によってなされること)によりがんと診断確定されている。したがって、診断確定日は、令和3年6月中旬となる。

<裁定の概要>
1.裁定手続
 裁定審査会は、当事者から提出された書面にもとづく審理の他、申立人ががんと診断された当時の状況等を確認するため、申立人代理人に対して事情聴取を行った。

2.裁定結果
 上記手続きの結果、申立人の請求は認められず、その他保険会社に指摘すべき特段の個別事情も見出せないことから、和解による解決の見込みがないと判断して、手続を終了した。

以上です。

↑庭先の馬酔木にやってきたアカタテハ(3月撮影)。

ホルモン剤治療給付金の支払いを巡る裁定事案。

生命保険協会が取りまとめた、令和6年10~12月の裁定概要集(PDF)に、がん保険のホルモン剤治療給付金の支払いを巡る裁定事案がありました。

事案の概要と申立人の主張は以下の通りです。

<事案の概要>
 約款上の支払事由に該当しないことを理由に、給付金が支払われなかったことを不服として、給付金の支払いを求めて申立てのあったもの。

<申立人の主張>
 令和4年8月に成人型卵巣顆粒膜細胞腫*と診断され、治療のためにホルモン剤治療の処方を受けたため、平成28年11月に契約したがん保険にもとづき、ホルモン剤治療給付金を請求したところ、約款上の支払事由に該当しないことを理由に支払われなかった。しかし、以下の理由により、ホルモン剤治療給付金を支払ってほしい。また、保険会社の対応により精神的損害を被ったことから、慰謝料を支払ってほしい。

(1)本契約は、放射線治療給付金とホルモン剤治療給付金を回数無制限で一生涯保障されるもので、この保障が決め手となって加入した。

(2)申込手続前に保険会社に架電し、設計書を手元に置きながら、本契約の内容の説明を受けたが、その際、「ホルモン補充」のホルモン剤治療薬は保障の対象外だという説明は全く受けていなかった。

(3)卵巣がんの疑いで入院・手術が決まった際にも、保険会社に確認の電話をしたところ、担当者は「ホルモン剤治療が始まったときには、1ヵ月10万円支給されます」などと説明した。

(4)保険会社から、ホルモン剤治療給付金の支払対象外であるとの通知を受けた後、自分はコールセンターに電話をして理由を確認したが、説明が担当者ごとに変遷し、保険会社への不信感が募った。

*成人型卵巣顆粒膜細胞腫:卵巣がんの一種です。比較的珍しいがんで、罹患するのは主に閉経後の成人女性だそうです。

この事案は和解が成立しています。

保険会社の主張によると、約款に支払対象となるホルモン剤が明記されています。

ただ、裁定の概要を読むと担当者の説明は専門的で、電話の説明だけでは納得することは困難であることなどが指摘されています。

今回の事案は、仮に契約締結前にマーカーを引き、付箋をつけて説明をして約款を手交していたとしても防げないもので、請求事案発生後における情報提供の迅速さと丁寧さが求められる事案であると考えます。

【事案の内容】

以下、裁定事案の内容です(令和6年10~12月裁定概要集P25~26より転載)。

[事案2023-271]給付金支払請求
・令和6年10月1日 和解成立

<事案の概要>
 約款上の支払事由に該当しないことを理由に、給付金が支払われなかったことを不服として、給付金の支払いを求めて申立てのあったもの。

<申立人の主張>
 令和4年8月に成人型卵巣顆粒膜細胞腫と診断され、治療のためにホルモン剤治療の処方を受けたため、平成28年11月に契約したがん保険にもとづき、ホルモン剤治療給付金を請求したところ、約款上の支払事由に該当しないことを理由に支払われなかった。しかし、以下の理由により、ホルモン剤治療給付金を支払ってほしい。また、保険会社の対応により精神的損害を被ったことから、慰謝料を支払ってほしい。

(1)本契約は、放射線治療給付金とホルモン剤治療給付金を回数無制限で一生涯保障されるもので、この保障が決め手となって加入した。

(2)申込手続前に保険会社に架電し、設計書を手元に置きながら、本契約の内容の説明を受けたが、その際、「ホルモン補充」のホルモン剤治療薬は保障の対象外だという説明は全く受けていなかった。

(3)卵巣がんの疑いで入院・手術が決まった際にも、保険会社に確認の電話をしたところ、担当者は「ホルモン剤治療が始まったときには、1ヵ月10万円支給されます」などと説明した。

(4)保険会社から、ホルモン剤治療給付金の支払対象外であるとの通知を受けた後、自分はコールセンターに電話をして理由を確認したが、説明が担当者ごとに変遷し、保険会社への不信感が募った。

<保険会社の主張>
 以下等の理由により、申立人の請求に応じることはできない。

(1)申立人に処方された薬剤は、本契約の約款に定める薬剤には該当しない。

(2)担当者が申立人にホルモン剤治療給付金を支払うと発言したことはなく、虚偽の説明を行った事実もない。

(3)本契約のパンフレットには、「所定の抗がん剤またはホルモン剤の投与・処方を受けられたとき」と記載してあり、本契約の約款に対象のホルモン剤が明記してあるので、当社は説明責任を果たしている。

(4)申立人と担当者との通話中、担当者らの回答内容に誤りはなく、違法と評価されるような対応もなかった。

<裁定の概要>
1.裁定手続
 裁定審査会は、当事者から提出された書面にもとづく審理の他、申込手続時の状況等を把握するため、申立人に対して事情聴取を行った。

2.裁定結果
 上記手続の結果、申立人の請求は認められないが、以下の理由により、本件は和解による解決を図るのが相当であると判断し、和解案を当事者双方に提示し、その受諾を勧告したところ、同意が得られたので、手続を終了した。

(1)担当者らが行った説明は専門的なもので、申立人にとって電話の説明だけで理解するのは難しい内容であったため、申立人は令和5年6月から3回にわたり、対象となるホルモン剤の一覧表の送付を求めたと思われるが、保険会社は、令和5年7月には約款の規定の説明と薬剤を検索するためのウェブサイト等の案内をしたにとどまり、同年9月になって初めて申立人にホルモン剤一覧表を送付した。

(2)担当者らが繰り返し説明した約款所定の「ホルモン剤」に該当しないことは、ホルモン剤一覧表によってようやく客観的かつ明確に確認できるものであり、ホルモン剤治療給付金の支払事由が高度に専門的で、口頭の説明だけで納得することは難しいことや、申立人が令和5年6月から3回にわたってホルモン剤一覧表の送付を求めていたことからすれば、保険会社は申立人に対し、ホルモン剤一覧表をより早期に送付することが望ましかった。

以上です。

↑セイヨウタンポポで吸蜜中のキタテハ秋型の♂(3月撮影)。

オリックス生命の第3四半期業績。

2月19日、オリックス生命保険はHPにて、2024年度第3四半期業績を発表*しました。

*詳しくはこちらをどうぞ。
2/19・ニュースリリース 2024年度第3四半期決算報告(PDF)

【管理人の感想】
1.保有契約件数の減少続く

個人保険の保有契約件数は前年同期末比で減少した一方、契約高・年換算保険料は増加しました。終身保険の保有が増えたことで、件数の減少は続いたものの、契約高と年換算保険料の増加につながったようです。

個人年金保険の保有契約件数・契約高・年換算保険料は掲載されていなかったので、前年同期末比でどのように推移したのかは不明です。ただ、保有契約年間保険料を見ると減少が続いたものと思われます。

2.新契約件数の減少止まらず
個人保険の新契約件数・契約高・年換算保険料は、前年同期比で87.3%、100.9%、115.2%でした。件数の減少が止まらない一方で、終身保険や一時払終身保険の新契約が堅調に推移したことで契約高と年換算保険料は増加したようです。

医療保障・生前給付保障等の新契約年換算保険料は、前年同期比で67.5%と大きく落ち込んでいました。

【主要業績の内容】
以下、オリックス生命の主要業績の内容です(上記ニュースリリースより抜粋・転載)。

〇保有契約 ( )内は前年度実績
1)件数

・個人保険…476万件 (484万件)

2)契約高
・個人保険…14兆470億円 (14兆120億円)

〇新契約
1)件数

・個人保険…12万9000件 前年同期比87.3%

2)契約高
・個人保険…6555億円 前年同期比100.9%

〇年換算保険料
1)保有契約 ( )内は前年度実績

・個人保険…3479億円 (3395億円)

・個人年金保険…264億円 (287億円)

・個人保険+個人年金保険…3744億円 (3682億円)

 うち医療保障・生前給付保障等…2097億円 (2126億円)

2)新契約
・個人保険…211億円 前年同期比115.2%

・個人保険+個人年金保険…211億円 前年同期比115.2%

 うち医療保障・生前給付保障等…63億円 前年同期比67.5%

〇保険料等収入、保険金等支払金、当期純利益
・保険料等収入…3922億円 前年同期比117.5%

・保険金等支払金…2198億円 前年同期比118.7%

・当期純利益…36億円 前年同期比44.5%

〇基礎利益、ソルベンシー・マージン比率 ( )内は前年度数値
・基礎利益…124億円 前年同期比74.5%

・ソルベンシー・マージン比率…984.5% (1081.6%)

以上です。

↑成虫越冬から目覚めたキタテハ秋型の♀(3月撮影)。

ソニー生命の第3四半期業績。

2月19日、ソニー生命保険はHPにて、2024年度第3四半期業績を発表*しました。

*詳しくはこちらをどうぞ。
2/19・ニュースリリース 2024年度第3四半期業績のご報告(PDF)

【管理人の感想】
1.保有契約は堅調に増加

個人保険の保有契約件数・契約高・年換算保険料は、前年同期末比で97.3%、105.5%、102.6%と、契約件数が減少したものの、契約高・年換算保険料は増加しました。

また、個人年金保険の保有契約件数・契約高・年換算保険料は、前年同期末比で127.7%、135.2%、130.2%といずれも二桁の増加でした。

医療保障・生前給付保障等の保有契約年換算保険料は、前年同期末比で98.8%と減少しました。

2.新契約も堅調に増加
個人保険の新契約件数・契約高・年換算保険料は、前年同期比で92%、107.1%、113.6%と契約件数が減少したものの、契約高・年換算保険料は増加しました。

また、個人年金保険の新契約件数・契約高・年換算保険料は、前年同期比で115.5%、123.1%、115.1%といずれも二桁の増加でした。

医療保障・生前給付保障等の新契約年換算保険料は、前年同期比で98%と減少しました。

【主要業績の内容】
以下、ソニー生命の主要業績の内容です(上記ニュースリリースより抜粋転載)。

〇保有契約
1)件数

・個人保険…742万6000件 前年同期末比97.3%

・個人年金保険…177万9000件 前年同期末比127.7%

・個人保険+個人年金保険…920万5000件 前年同期末比102%

2)契約高
・個人保険…58兆6850億円 前年同期末比105.5%

・個人年金保険…12兆2734億円 前年同期末比135.2%

・個人保険+個人年金保険…70兆9585億円 前年同期末比109.7%

・団体保険…1兆2152億円 前年同期末比91.2%

・団体年金保険…31億円 前年同期末比80.5%

〇新契約
1)件数

・個人保険…22万1000件 前年同期比92%

・個人年金保険…33万1000件 前年同期比115.5%

・個人保険+個人年金保険…55万2000件 前年同期比104.8%

2)契約高
・個人保険…5兆5613億円 前年同期比107.1%

・個人年金保険…2兆5905億円 前年同期比123.1%

・個人保険+個人年金保険…8兆1518億円 前年同期比111.8%

・団体保険…68億円 前年同期比113.2%

〇年換算保険料
1)保有契約

・個人保険…9408億円 前年同期末比102.6%

・個人年金保険…3369億円 前年同期末比130.2%

・個人保険+個人年金保険…1兆2778億円 前年同期末比108.7%

 うち医療保障・生前給付保障等…2107億円 前年同期末比98.8%

2)新契約
・個人保険…638億円 前年同期比113.6%

・個人年金保険…673億円 前年同期比115.1%

・個人保険+個人年金保険…1311億円 前年同期比114.4%

 うち医療保障・生前給付保障等…65億円 前年同期比98%

〇保険料等収入、保険金等支払金、経常利益、四半期純利益
・保険料等収入…1兆3915億円 前年同期比109.1%

・保険金等支払金…8411億円 前年同期比110.6%

・経常利益…337億円 前年同期比177.8%

・四半期純利益…217億円 前年同期比193.9%

〇基礎利益、ソルベンシー・マージン比率 ( )内は前年度数値
・基礎利益…1029億円 前年同期比77.3%

・ソルベンシー・マージン比率…1644.6% (2006.2%)

以上です。

↑道端の白梅にやってきたホソヒラタアブ(2月撮影)。